コンテンツにスキップ
English
日本語
English
日本語
検索
検索
Close this search box.
Services
Risk Assessment Survey
Educational Training
Business Consulting
Others
X
Back to Blog
タイ南部で発生した洪水の状況
2017 1月 18
Flood News
図 洪水が発生している地域
概要
2016年末よりタイ南部で大雨が続いており、洪水による深刻な被害が発生しています。 洪水による被害が発生しているのは、右図に示すPrachuabkirikan、Chumphon、Ranong、Surat Thani、Nakhon Si Thammarat、Krabi、Trang、Phatthalung、Songkhla、Yala、Pattani、Narathiwatの12県です。多くの道路や鉄道に被害が生じており、一部の地域では交通機能が麻痺していることから、Surat Thani県などいくつかの経済圏が影響を受けています。 Yala、Ranong、Narathiwat、Pattani、Krabiの洪水は収束しつつありますが、大雨は今後も続く見込みであり、浸水地域では引き続き注意が必要です。
大雨の原因
図 北東モンスーン
https://www.windytv.com/?13.708,100.456,5
昨年末から続いている大雨は、北東モンスーンに起因するものです。現在、タイは乾季に入っていますが、南部の地域ではモンスーンによって湿った空気が海から大量に流れ込んでおり、大雨の原因となっています。この大雨により、陸地に降った雨水が海へ排出しきれず、各地で洪水が発生しています。 次ページに、2017/1/1~1/16のタイ全土における降水量の分布を示します。同図によれば、今月前半のタイ南部における降水量の多さは顕著であり、一部では累積降雨量が1,000mm以上に達している地域もあります。また、平年と比較してもタイ南部における同期間の降水量は200mm~400mm多く、深刻な洪水を引き起こしています。
(累積降水量)(平年値との比較)図2017/1/1-1/16の降水量 (
http://www.arcims.tmd.go.th/dailydata/MonthRain.php
)
被害の状況
前述した12の県では洪水、土砂崩れ、鉄砲水により大きな被害が生じており、現時点で死亡者43名、公共施設20箇所、道路1,135箇所の被害が報告されています。 今回の大雨では農業にも大きな影響が出ており、ゴムやヤシの木に大きな被害が生じています。また、家畜の餌となる飼料にも被害が及んでいるため、畜産業への影響も懸念されます。 2017年1月の主な被害状況は以下のとおりです。
Flood events
2017/1/6 :
Nakhon Sri Thammarat 空港が滑走路の冠水により2日間閉鎖
2017/1/6 :
Nakhon Sri Thammarat 空港が滑走路の冠水により2日間閉鎖 Surat Thani 駅以南の鉄道運行停止 Phatthalung で洪水により3名死亡。土砂崩れも発生。
2017/1/8 :
Krabi の市街地で20cmの冠水が発生。
2017/1/12 :
Trang への鉄道運行停止
2017/1/14 :
7県(Prachuabkirikan、Chumphon、Surat Thani、Nakhon Si Thammarat、Trang、 Phatthalung 、Songkhla)で引き続き洪水が発生。 Yala、Ranong、Narathiwat、Pattani、Krabiの洪水は収束。
今後予想される降雨
北東モンスーンによる影響は今後も継続する見込みであり、タイ気象局によれば1/16以降、タイ南部において再び大雨が予想されています。また、同モンスーンによりタイ湾の波の高さは2~3mに達する見込みです。
チャオプラヤ水系の河川水位(チャオプラヤダム上流:
http://water.rid.go.th/flood/plan_new/chaophaya/
いずれの観測地点も”Normal(洪水危険なし)”の状態です。タイ南部以外の地域では、洪水リスクは低い状況です。
【備考】 ①河川の中に示されている黒文字の数値:河川流量 ②上記①の近くに示されている青文字・括弧付きの数値:当該地点の限界流量(①の流量が②の流量以上となった場合、洪水が発生) ③上記②に付随する「アルファベット+数値(例:N.67)」: 観測所の名称 ④緑文字・-(マイナス)付きの数値:堤防天端から河川水位までの距離(0になった場合、洪水が発生) ⑤Chao Phraya Dam上・下流の数値(U/S +14.80、D/S+5.65): ダム上下流における水位の標高(平均海水面からの高さ)
チャオプラヤ水系の河川水位(チャオプラヤダム下流):
http://water.rid.go.th/flood/plan_new/chaophaya/
いずれの観測地点も”Normal(洪水危険なし)”の状態です。チャオプラヤ水系のダム水位、河川流量は適切に管理されています。
【備考】 ①河川の中に示されている黒文字の数値:河川流量 ②上記①の近くに示されている青文字・括弧付きの数値:当該地点の限界流量(①の流量が②の流量以上となった場合、洪水が発生) ③上記②に付随する「アルファベット+数値(例:S.6)」: 観測所の名称 ④緑文字・-(マイナス)付きの数値:堤防天端から河川水位までの距離(0になった場合、洪水が発生) ⑤Chao Phraya Dam上・下流の数値(U/S +14.80、D/S+5.65): ダム上下流における水位の標高(平均海水面からの高さ)
参照
https://www.windytv.com
http://www.arcims.tmd.go.th/dailydata/MonthRain.php
http://www.tmd.go.th/thailand.php
http://water.rid.go.th/news/news_59_082.htm
http://www.thairath.co.th
http://news.thaiflood.com
http://thaiflood.kapook.com
http://news.thaipbs.or.th
Share:
Previous
Next
Let us help you ensure business continuity
Talk to InterRisk and take the first step toward a safer, risk-free business
Contact us today
English
日本語
English
日本語
検索
検索
Close this search box.
Services
Risk Assessment Survey
Educational Training
Business Consulting
Others
Contact Us
We use cookies to ensure that we give you the best experience on our website. If you continue to use this site we will assume that you are happy with it.
Ok